私が生きる理由
息子が亡くなる前日まで、
10年近くフルタイムのパートで事務をしていたが、
あの日から、
家から出られなくなり、
パートを急きょ辞めさせて貰った。
今は、
食べて寝て、最低限の家事のみ。
生きる事を楽しめず、
時折襲う不安と、悲しみの波の中で
もがきながら生きている。
生きる価値を考えると、
主人と、娘の為。
もうこれ以上の苦しみを二人に背負わせる事は、死んでも出来ない。
それでも、時折、死んでしまいたい、楽になりたいとささやく声が聞こえる。
そんな葛藤が、この先もずっと続く事だろう。
こんな私でも、生きてるだけで安心してくれる二人の為に生きてみる。
あの子の為ではなく、
今、生きている二人の為に
天に召されるその日までは生きてみようと思う。
いつかあの子に会えたら、
待たせてごめんと、謝ろう。
どくどくと血を流しながら、
この先一年、二年、十年…いつになるのか分からないが、
最後まで、生きてみようと思う。
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